無苦庵記【気づきブログ】

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恩師

『お前はリクルートみたいなやっちゃな』
僕が共立メンテナンスに転職して間もなく、直属の上司として赴任されてきた山田さんにそう言われたのが15年前。
最初はなんのことかと思ったが、その謎はあっさり解けることとなる。

お酒が入った途端、もう出るわ出るわ古巣時代の武勇伝。
そう、山田さんはリクルートの偉いさんだったのだ。

そうこうするうちに山田さんは共立の常務となり、副社長にまで上り詰められた。

『山田さんと飯島さんって親子みたいですね』
社内だけじゃなくお取引先さまからも、そうやってよく揶揄われたけど
親子だと言われてもしょうがないくらい、いつも一緒にいたと僕自身も思う。

中途で採用されてまだ間もない僕が自由奔放好き勝手に仕事へと打ち込めたのは山田さんの後ろ盾があったからだ。
そして僕をグループ役員の末席に推薦してくれたのも山田さん。
僕が独立する時に『最初は大変やから』と顧問契約を結んでくれたのも山田さんだった。

『俺が給料立て替えるから、お前の会社で息子の面倒見たってくれへんか?』と言われた時は、子を案ずる父親の顔をされていて驚いたと同時に
息子さんに少し嫉妬心を抱いたのも昨日のことのように憶えている。

ご引退されてからは同じ関西ということもあり、定期的に会っては食事を楽しんだ。

最後にお会いしたのは今年の夏。
そして亡くなられる1週間前にLINEで会話したのが最後のやり取りとなった。

山田さん
無理して絵文字なんか使ったりして…辛かったんなら言ってくださいよ。

山田さん
いくら驚かせるのが好きだからって、こんなサプライズ要りませんよ。

山田さん
2人で会社作って、またコンビ組もうって言うてくれてたじゃないですか。

山田さん
元気になって僕のYouTubeに出演してくれるって約束も、一緒に甘いもの食べに行く約束も果たせてませんやん。

でも
そっちで我慢してたタバコとお酒、存分に嗜めますもんね。
めちゃくちゃ悲しいけど、めちゃくちゃ残念やけど、笑顔で見送りますね。

山田さん

とっつぁん

いや、おとうさん

あの世でもどうかお元気で。

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