シンプルに考えましょう。費用には「固定費」と「変動費」の2種類があります。
売上があろなかろうがかかるのが「固定費」、売上にかかる費用が「変動費」。
固定費には、家賃、人件費、借入金の返済(厳密にはその利息)、変動費には、仕入れ代金、アルバイト代、光熱費などがありますが、売上から変動費を引いた「限界利益」で固定費がまかなえないと赤字です。
赤字を出さずに利益を生むには3つの方法があり「売上を上げる」「変動費を下げる」「固定費を下げる」です。
今の状況で飲食店の人が目を向けてるのは「売上を上げる(というよりこれ以上下げない)というところで、実は一番難しいところに目が向いちゃってます。なので「赤字(限界利益が出ていない)だけど頑張る」になります。または融資拡大などに飛びついて借り入れを増やすことになります。
実は最も効果的なのは「固定費を下げる」です。
人件費は触りにくいところでしょう。でも休業時の給与を補填してくれるこんな制度もあります。
https://www.mhlw.go.jp/content/000615395.pdf
相当条件が緩んでるので、緊急に役に立ちます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
頑張ることや借り入れを増やすことが「固定費の増加」になるケースがあり、地震災害のように「復興」することが見えてるならいいですが、今回のケースは必ずしもそうとは限りません。(COVID-19はいつか収まりますが、また同じことが起きるでしょう)
「なんとか売上と雇用だけは」と焦らずに、一回冷静に「事業としての継続」を視野に入れて考えてみませんか?