無苦庵記【気づきブログ】

バブル期の自動車&甘味に目がない経営コンサルタントの拙いブログです。

W140びっくりポイント・其の14

全国一億腰痛持ちの皆さん、お待たせいたしました。

 

今回のお題目はシートです。

もう、メルセデスのシートといったら真っ先に浮かぶあのフレーズ。

 

「呼吸するシート」

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そんなもんシートが呼吸なんかしてるわけ無いのですが、接地面積の体圧分布がなるたけ均等になるように考えられていて
大袈裟な言い方をすれば、座ってるんだけど浮いてるような、浮いてるようなんだけど全身を支えてくれているような
人間にとって座る時に一番ラクな姿勢って、実は普通に真っ直ぐ座ることなんだなぁと改めて思い知らされる
そんなシートなんです。


それは世の中、普通に真っ直ぐ座り続けられないシートだらけ、ということの裏返しでもあるのですが。

いや、うちのリビングのソファーだって負けてないよという人

ちょっと考えてみてください、クルマのシートって土台がX軸Y軸Z軸の6方向運動プラス3つの軸が旋回運動までしてる上に
ドライバーはあらゆる操作もしなくてはなりません。

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当然、要求される条件も多くなります。
クルマに自慢のソファーを積み込んでも、身体がとっちらかって使いものにはならないんです。

 

ところで、このW140の世代のメルセデスは少し生産合理化が進んで
頑丈なフレームにコイルバネとSバネを張り巡らせて、その上にココヤシ繊維でできた受け皿を乗せてクッション材を複層重ねてから表皮を被せるといった
かつての「これでもか」と手の込んだ設計ではなくなりましたが、それでもそんじょそこいらのシートを寄せ付けません。

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とにかく、腰が痛くならない。

腰痛持ちの私をして、いつまでもどこまでも走っていられるような気にさせてくれます。

ホント、それぐらい疲れない。
加えて経年変化が少なく、長きに渡って性能を発揮し続ける。

ま、総じてドイツ車のシートはコストが掛かっていますし
一部のアメリカ車のシートだってドイツ車に負けていません。
が、ヘタりにくさで言えば断然オールドメルセデスに一日の長ありです。


また、W140のシートはサイズの調整代も大きく、膝の裏側までクッションが支えてくれますし
縫合パターンも秀逸で長時間座っていても、縫い目があたって痛くなるということがなく
これも疲労軽減に一役買っています。


メルセデスのシートは、もう自動車界のアーロンチェアだと断言して差し支えないでしょう。

 

安全と疲労は相反する。

こんなところにも、メルセデスの安全への執着心が感じ取れるわけなのですね。

 

燃費や馬力やデザインにうつつを抜かすのもいいですけど
その前に、クルマ選びはイス選びだと思いませんか?