問答無用
知る人ぞ知る『カルピスバター』
"幻のバター"なんて呼ばれてまして
そのデビューは意外にも1963年(昭和38年)と、半世紀以上の歴史を誇っています。
カルピスの製造工程で、牛乳に含まれる乳脂肪を分離するときにできる脂肪分(クリーム)から作られるということなんですが
カルピス30数本からようやっと1ポンド(450g)のバターしか作れないらしく、大量生産ができないのですと。
包み紙を開くと、目に飛び込んでくるのが純白色。
カルピス用につくられた乳を使っているためなんですって。
発売当初は業務用のバターとして販売されていたものが、プロの料理人の間で高く評価され
噂が噂を呼んで(今でいう口コミ)1981年から一般向けにも流通が始まったのだそう。
私がカルピスバターを初めて口にしたのは、あるレストランでのこと。
バゲットに添えられていたバターを何気につけて頬張った瞬間、腰を抜かしてしまいました。
で、テーブル担当さんが「これはカルピスバターといいまして…」と、丁寧に教えてくださったんですね。
"幻のバター"の由来は
大量生産ができず、積極的な広告などもほとんどされなかったことからだとか。
値段は通常のバターの約2倍ほどでしょうか。
少しばかり値は張りますが、使ってみればどんな野次馬も一瞬のうちに黙り込んでしまいます。
お味は無塩と有塩の2タイプありますが
私の場合、料理には前者、トーストには後者と使い分けていますよ。
ちっちゃなサイズもあります。
ほんと、おすすめ。
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