屋上・バルコニー専用家具ブランド《COLORS》のオンラインショップを立ち上げてから、おかげさまで2年を迎えようとしています。
シリーズそのものは、毎月100件ペースの出荷(年間1,200件)を越えるまでになってきました。
この事業に取り組んだとき、「自宅に屋上なんかいらない」とか「屋上やバルコニーにリゾートが欲しいなんて考えたこともない」
或いは「外に置くんだから安物でいい」などと周りから散々言われたものですが
実際に蓋を開けてみると「待ち望んでいた」と仰ってくれる(価値観の違う)方々もたくさんおられました。
COLORSを購入してくださるユーザーさんは、屋外リラクゼーションを取り入れたライフスタイルへの関心があり
加えて訪問者への『粋なもてなし方』を考えている人がほとんど。
元々、屋外で過ごすことが大好きで
カフェやレストランでも屋外席があれば、積極的にそこをチョイスしてきた自分にとって
こんなに沢山の同志がいたんだなぁと嬉しくなってしまうのですね。
20代で頭が痛くなるくらい、死ぬほど戦略やフレームワークを叩き込まれて
30代からはバリューチェーン全体を任されてマネジメントに携わり
40代になってからは経営責任を任される立場を経て、ついには起業をしました。
気づいたら10年以上、経営者をやっています。
誰もやってない分野で起業し、成功(私はまだまだですが)している経営者には
きっと、その人だけにしか見ることができない「新大陸」があるのだと思います。
私の本業は人材育成コンサルですが、このオンラインショップ事業に関して言えば
私はただただシンプルに、自分が欲しいモノを売っただけ。
それをお値打ち価格で提供できるようにコスト構造を作り、競合が真似できないような競争優位性を構築して散りばめてビジネスモデルを作ったつもりです。
そのために、1人でもやれるビジネスモデルを作ったんですから(このモデルは数年後、どんな売上規模になっても1人でやれます)
もちろん、外部のパートナーさんは増えると思いますが
原則『1人でできる』というのは、ものすごいコスト優位性だと思っています。
これからマクロ環境は、地方創生と働き方改革で休みが増えるでしょう。
つまりそれは、増えた休みの過ごし方がわからない人も増えるということを意味しているのではないでしょうか。
私は休日の過ごし方のバリエーションに、未充足ニーズが出ると思っていて
家で遊ぶ「ハウスケーション」が一つのソリューションにきっとなると考えています。
この事業の要諦は「すごい製品とすごい売り方」「絞りと集中」の2つ。
これは経営者に「確信」が無いと出来ません。
何が売れるのか。何をすべきか。
確信が持てない経営者は、ホームページを見たらわかります。
性能や構造や耐震やデザイナーズやローコストetc…全て書いているし、リンクもめちゃくちゃ貼ってます。
それは経営者が、何が売れるか?何をすべきか?がわかっていないからなのでしょう。
人は、1つのことしか受け取れません。
売りがめちゃくちゃあって、それが他社と一緒なら認識されないのです。
よし、これからもこの原理原則を忘れないようにしよう。
なお、ご検討されておられる方は増税前の今月中に是非。