私ごとではありますが、本日で52回目の誕生日を迎えることとなりました。
若い頃の私は
『自分の力で生きてきた』
『自分の力で生きていく』
などと
つくづく生意気で、馬鹿げた考えを持っておりましたが
今では日々、人ひとりの無力さを痛感し
『自分は周りの皆様方に生かされているのだなぁ』と
感謝を携えながら、毎日を迎えさせていただいてます。
ま、それはともかくとして
気の利いた所信表明ができません代わりに
いつも誕生日を迎えた時、頭に浮かぶことを記述投稿させていただくことにしています。
それは年齢の価値。
52歳の価値ってどんなものなんでしょうか。
こういった場合、あまり頭の良くない私は
イメージをし易くするために、とりあえず身近にあるお金に例えるようにしています。
1年を1円に換算すると、52歳は52円ですよね。
スーパーで特売されているジュースの値段と変わりません。
そう考えると私なんて
いや人間なんて、ちっぽけなもんだということがわかります。
人間どんなに頑張っても、たかだか100円前後ですもの。
これが古墳だと2千円。
あのクフ王のピラミッドでさえ6千円とか7千円程度。
そもそも人類が誕生してからだって、たかだか20万円
人類の起源と伝えられるアウストラロピテクスだって100万円ぽっちということになります。
一方、大陸が分裂し
日本列島が今の形になったのが約1億年前と言われてますから、これはちょっとすごいですよね。
1億円と51円では、もはや勝負にもなりません。
さらに地球ともなると40億円以上。
うん、やっぱり偉大なんですね。
けれど、世界の人口は74億人と言われていて、平均年齢は諸説ありますが
(分かり易く)仮に30歳だとすると74億×30歳ですから、なんと現存する人類全体で2220億円。
地球の50倍以上もの価値。
そりゃ星ひとつぐらい簡単に滅ぼせるパワーが人間にはあるわけだ。
たったひとりの思い付きが世界に広がれば、世の中を善くも悪くもする。
我々は、我々の影響力を過小評価してはいないでしょうか。
価値とは単品で見てはいけないのですね。
汝、たかが1円と侮るなかれ。
汝、されど人と戒めるべし。
1円玉を磨きたおすほど大切にしているか。
自分の力は正しさに使われているのか。
それを毎年、自分の誕生日に強く思うようにしています。
最後になりますが
今年もSNSを通して皆々さま方より、朝から祝いのメッセージをたくさん賜っております。
もう、ただただ『有り難い』という言葉しか出て参りません。
この場をお借りして御礼を申し上げたいと存じます。
本当に、ありがとうございました。
人間五十円、下天のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり。
無苦庵