還暦まで、あと8年あるのですが
待ちきれずに『真っ赤なヤツ』を購入、というのは『真っ赤なウソ』で
日頃お世話になっている
メルセデスベンツ正規ディーラーさんより、毎回ご依頼いただいている『素人試乗レポート』
その対象車両がこちらなのですね。
メルセデスベンツCLAシューティングブレーク。
というか
いやぁ…いいなぁ、赤。
似合わないって分かっていても、気分が盛り上がります。
例のマッコウクジラっぽいフェイスから、流れるようにルーフがリアまで繋がっていてフォルムバランスは良好。
寸詰まり感がありません。
Aクラスファミリーに共通する『顔面ドップラー効果』が抑えられていて、とても好感が持てますよね。
エンジンは1.6Lの122馬力にもかかわらず、トルクが最大20kgもありますので
軽い車重と相まって、非力感は全く無いです。
びっくりするのは、こんなにデカくて太いタイヤを履いて
しかもFF方式だというのに、僅か5.1mという回転半径。
それでいて居住スペースが犠牲にならず、そこそこの荷物まで詰めちゃえるんですから
これはパッケージングが優れている、つまり『見えないところにもコストを掛けている』という真面目な証拠ですね。
メーカーの姿勢は、エントリーモデルにこそ顕れる。
今回はメルセデスの『クルマ作りの帝王』っぷりを、まざまざと見せつけられた数日間で御座いました。
ともあれ、無事に還暦を迎えることができたなら
その時は1年だけ乗ろうかな、赤いの。