無苦庵記【気づきブログ】

バブル期の自動車&甘味に目がない経営コンサルタントの拙いブログです。

その名はセラミックPRO(前編)

ある日のこと。


正午前に携帯が鳴りました。


お客さまであり、ビジネスパートナーでもあり、そして友人でもある
洗車&カフェダイニングの融合施設を経営されておられるO社長からの電話。

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ランチのお誘いだろうか?と思って出てみたところ、まったく違う用件でした。

 

O社長(以下、O):「IさんIさん、すごいの出ましたよ」


私:「すごいってコーティング剤のことですか?」


O:「ええ、ハイモースコートよりすごいんです」

 

まてまて。


ハイモースコートといえばソフト99社が開発し、瞬く間に市場を席巻したモース硬度7(水晶と同じ硬さ)を誇る世界屈指のコーティング剤じゃないか。


私も過去にインフィニティQ45とW140の2台に施工してもらったのですが、いやもぉすごい。

 

それこそ、溶かした水晶を塗装してカッチカチに硬化させたみたいな凄まじさです。
そんなハイモースを超えるって?まっさかぁ。

 

私:「まったまたぁ(笑)からかわないでくださいよ〜」


O:「9です」


私:「……………はい?」


O:「モース硬度9です」


私:「はい……………え?え?え?」


O:「セラミックPROって言うんですが、モース硬度が9なんです」


私:「……………っえええええぇぇぇーっ⁉︎」


O:「ね、すごいでしょ?」


私:「きゅ、きゅ、きゅう…っていったら…」


O:「そう、サファイアやルビーなんかと同じ硬度ですね」


私:「そ…そんなに硬かったら柔らかい塗装(塗料)との相性はどうなんですか?クラック(ヒビ)が入ったりするんじゃないですか?」


O:「それを解決したからすごいんです」


私:「………(絶句)」


O:「日本総代理店はA社さんだから、品質は折り紙つき」


私:「あのM社長のA社さん?…ひ、ひえぇ」


O:「しかも」


私:「しかも?」


O:「施工方法が特殊で、取り扱いの認可をもらってるのは、この辺りだとウチとB社さんだけです」

 

B社といえば世界で唯一、あのAMG社から依頼を受けて新車のフェンダーを1枚の鉄板からハンマーで叩いて作っていたという”伝説の板金術師”ことON社長が経営している板金&整備工場のことであります。

昔は一般ユーザーはおろか、ディーラーからの依頼さえも断っていたらしく(現在は請けておられます)
今でもアストンマーチンやテスラなんかの、超高級自動車メーカー認定工場として業界にその名を轟かせている名店。

 

私:「いやぁ、すっごいなぁ」


O:「それと、ね」


私:「それと、ね?って、まだあるんですか?」


O:「”柔”って名称のレザー用コーティング剤も発表されたの、ご存知です?」


私:「いえ、知りませんです」


O:「コインやサンドペーパーで擦っても殆ど傷が付きませんし、油性マジックで落書きしても綺麗に拭き取れます」


私:「…へぇ」

 

ま、それ自体はそんなに珍しいことでもないのですが、問題は表面がガビガビのゴワゴワになってしまい
しっとりとした革の風合いが、完全に損なわれてしまうことなんですね。
特にシリコン系の保護剤なんかを革内装に塗布した場合、業界では「全損」という扱いを受けます。

 

ところが…

 

O:「こっちは硬度0です」


私:「………(気を失う)」


O:「Iさん」


私:「………(まだ気を失っている)」


O:「Iさん」


私:「(目覚める)あ、はい」


O:「いつものように実験台、なってくれますよね?」


私:「ほ、本気で言ってます?」


O:「W140はこの前ハイモースやりましたから、今度のセラミックPROはW221とW126に施工しましょうか」


私:「きょっきょっ協力させていただきます!」


O:「W221はシートだけじゃなく、インパネもドアトリムも全てセミアニリンレザーでしたよね?こっちは柔も追加施工しておきましょう」

※同じ221でも12気筒モデルはシート以外も本革仕様なのです


私:「うひょひょー」

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そんなわけで、先ずはW221から入庫。

 

下の画像は、Oさんが『柔』の説明とその効果を目の前で披露してくれた時の様子。

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次回レポートは1週間後、くらいでしょうか。