無苦庵記【気づきブログ】

バブル期の自動車&甘味に目がない経営コンサルタントの拙いブログです。

HOTAS

HOTASとは"Hands On Throttle and Stick"の略。

 

これは軍事用語で、戦闘機のパイロットが両手をスロットルレバーとスティックから手を離すことなく
武器やレーダーなどの操作が行える操縦装置のことを指します。

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この技術、というか概念は我々の日常生活にも導入されていて
ほら、例えばゲームのコントローラーなんかがそうでしょ。

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ピストルなんかは亜流ですが、ある意味HOTASの究極の姿で

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片手でグリップを握りながら銃鉄を親指で起こし、照準を定めて引き金を人差し指で引く。
ガラケーにしたって慣れてくると、いちいち見なくても手(指)探りで操作できてしまうじゃないですか。


HOTASの概念が踏襲されていると、目視せずとも手だけで自己完結できるんです。

 

ところがですね。

クルマは遅れているのだな。

障害をお持ちの方向けの運転補助装置付き車両なんかは結構それなりに頑張ってくれてはいるんですが
操縦というより操作、手探りの分野ではもう何が何だか分かりません。


ハンドルに電話やエアコンやオーディオのコントロールスイッチが付いていたり
ハンドル握ったまま変速できるパドルなんかが付いていたりするタイプも増えてはきましたが
皆さんはあれ、使ったことあります?

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何度かテストで使っただけで、結局使えねー使わねーって放置してる方が殆どではないでしょうか。


じゃあ正規の場所に鎮座しているスイッチ類の手探り性が良好かと言えば、殆どのクルマは落第だと思います。
今後、TFT液晶パネルで電話からナビからオーディオからエアコンから何から何まで集中コントロール化されたクルマが普及される流れですが
液晶パネルでは手探りによる操作が困難だってことは皆さんスマホで経験済みでしょう。

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見なきゃ、つまり運転中に余所見しなきゃならないクルマが加速度的に街に溢れ出す。


一般的なサイズのクルマが60km/hの速度で走行中のエネルギーは、戦車の大砲と同じくらいの威力を持っていますので
考えただけでも、いやぁ怖い。
おまけに指が濡れてたら誤作動しちゃうし。
一部の欧州車みたく、最低でもジョグダイヤル式にしてもらわないと(にしたって、まだまだ使いにくいですが)

 

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ちなみに写真のコレ。

無用の長物とはよく言ったもので、運転中に使うことなんて皆無に等しいのですが
液晶をタッチするよりは(う~ん)まだマシなのかも。