画像はW221(上)とW140(下)の比較です。
年代は違えど(14年の差)同じメーカーの同じクラスということで、ほぼ同寸のカタログ表記となるのですが
こうして近い条件で並べてみると、ボディそのものの体積
というか容積のデカさがまるで違っていることに気がつきますよね。
シャープで抑揚のついたスタイリングの221に対して
140は何だかまるで大砲を外した戦車みたいです。
逆にタイヤは140の方が小さく、これでも当時では大きい方だったのに
20年の歳月はボディとタイヤのサイズ逆転現象を招いた、といったところでしょうか。
それにしても140、デカいです。
あの頃このクルマを作った人たちは、いったい何を考えていたのでしょう。
商品力のために、機械としての正義を踏み外してしまった現代のクルマとは真逆の
まさに機械としての正義そのものを商品力にしようとして、ウケなかったクルマ(日本では売れましたが)
そんな形容がドンピシャ過ぎて、でもどこか晴れやかで清々しい。
きっとそれがこのモデルをして「リアルラストメルセデス」と称される所以なのでしょう。
W140と付き合うに連れて、見つけたびっくりポイント
そのレポートを近々、ここで綴ってみようと思っています。