無苦庵記【気づきブログ】

バブル期の自動車&甘味に目がない経営コンサルタントの拙いブログです。

【最終回】人も組織も成長するオフィスの掟・其の20

『オフィスの掟』シリーズもいよいよ最終回となります。


トリとなる今回はレイアウトについて語りましょうか。

 

かつて私が経営を任されていたオフィスのレイアウトは、ご覧のように碁盤と渦巻き(クモの巣に近いですかね)をイメージし
直線やクランク線なら最短距離で、外周から渦巻き状にぐるぐる周れば3周半で
オフィスの中央に辿り着くような配置にしてありました。

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その中央には何があるのか。


それは溜まり場、ミーティングスペースを設置していたのですね。


外殻は営業セクション、そして溜まり場の両サイド(つまりセンターライン)には間接セクションを置き
ミーティングスペースを挟みこむようなカタチになっている。

 

間接(関節)ってのはセンターに在ってはじめて関節の機能を果たせるというわけで
当社の間接セクション(軍師・武器供給)は、フロアのド真ん中を横断するように位置していました。

 

これって実は江戸の都市と城郭の構成を模したレイアウトなんですね。

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導線が渦巻き状なら
敵が攻めてきて鉄砲を放っても、建造物が防護壁になってくれる。
最短距離を選んでも、最長距離を選んでも
辿り着く場所は都市(や城郭)の中央。

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そして中央にあるべきはずの城は、少し外れたところに建っていて
中央には城の代わりに広場を用意することで、敵はそこに集まる。
で、集まった敵を周りから一気に挟撃するわけです。

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護りに優れ、攻めに出やすい。

 

これをオフィスに踏襲(というか応用)したというわけですが
営業マンが集まり易く、間接セクションが受動的・能動的にサポートし易いという
各セクションそれぞれが『主役』としての意識を持てるようにするのが狙いでした。

 

依頼がし易く、聞き耳立ててる側はお節介をし易い。

同じ屋根の下で「あそこんちは何やってんの?」みたいな状況が起こらないようにしつつ
従来業務のクオリティは上がり、新しい取り組みが生まれ易いパッケージング。

 

このレイアウトは
私が理想とするオフィス像を、ひとつのカタチとして表現したものなんですね。

 

まぁ、でもこういった取り組みも
やがて時が流れ、残念ながらいつか崩される日がやって来る。
これが解らない人には、永遠に解らないでしょうから。
まったくもって、哀れなものです。