無苦庵記【気づきブログ】

バブル期の自動車&甘味に目がない経営コンサルタントの拙いブログです。

余波

某自動車メーカー会長の逮捕劇がニュースで流れてから、もう半年以上が過ぎました。

 

発覚当時、すぐさま中古車検索サイトで同社ブランドの流通量をチェックし、その動向を伺っていたのですが
やはりというか(3ブランドありますが特にN社の)台数がみるみる増えてきています。

 

今回の事件は、商品としてのクルマの出来そのものに直接的な影響は無いにせよ

崇拝してきたファンにとっては裏切られた心境になるのも無理はありません。

もちろん『そんな今だからこそ支えるのがファンというものだ』と考えるユーザーさんもおられるのでしょうが
圧倒的に前者が多数を占めていると思います。

 

メーカーを見限って、自分の所有車を叩き売る。
これを機に、ライバルメーカーのクルマに乗り換えを考えている人は少なくないはず。

では流通量が急増してきたのは、その影響なのでしょうか。
いやいや、発覚してすぐにアクションを起こしたとしても
新車はおろか中古車でもすぐに納車されるものではないでしょうから
これは流入ペースが上がったというより、流出ペースが落ちた
つまり中古車市場に於いて、同社製品の購入を敬遠する人が増えた結果なのだと考えた方が違和感がないです。

 

やがて、流入ペースが上がってくることも予想されますから
中古車市場では飽和状態となり、価格の暴落を招く。
一方、ブランド力の失地回復を果たせないままだと、新車の販売台数まで落ちるはずで
今度は中古車市場への流入が減り、車種によってはタマ数不足になって一転人気車種になる可能性もある。
そういうモデルなら自ずとプライスは高騰しますが、まぁ大半の車種は低値安定するでしょう。
本当にエコカーを必要とする層にとっては、歓喜の時代が訪れるのかもしれません。
とはいえ、そんな都合のいい時代なんて長くは続くことはなく
美味しさを味わえるのは一瞬。

その瞬間を見逃すな、と。

証券も不動産も中古車も本質は同じですね。

 

それにしても、あのクルマ好きと政治家と独裁者を足して3で割ったようなリーダーの不祥事疑惑からの業績悪化。

歴史は繰り返されるという意味では
いつの世も、真実とは痛快無比にして実にあっぱれなものであります。

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