今の時代になってもなお、社内キャンペーンだの報償だのと
事あるごとに大掛かりな海外旅行やパーティーなんかを実施している会社が存在しています。
社員たちがトチ狂ったように浮かれ踊りまくるのも大いに結構なんですが
自分の稼ぎや会社の資産、そしてあなたが着てる服、あなたがお昼に食べたカレーライス500円も全てお客さまから賜ったものです。
そこに感謝を抱いているのでしょうか。
さらに己らの栄華栄耀の裏側で、生き残りを賭け必死で頑張っているお客さまがいることや
薄暗い部屋の片隅で正座し、廃業や破産と向き合いながら大粒の涙を流している
かつて自分たちがお世話になった元お客さまや同僚だった人たちがどれだけいるのかということを、彼らは認識しているのでしょうか。
それをきちんと隠さず社員に伝え理解させておくことは、会社としての大切な義務だと思っています。
にも関わらず
それを放棄している会社、ハナっから気がついてない会社の何と多いことでしょう。
そんな会社に限って、社員教育の重要性を標榜してたりするのだから
上っ面だけの薄っぺらで、見てるこっちが恥ずかしくなってしまいます。
これをお読みの内定者の皆さんには
どうか目の前にぶら下げられたニンジンに惑わされることなく、まともな会社を選んでいただきたいと願って止みません。