ちょっと前に話題になりました
邦画にしては珍しく大ヒット&ロングラン上映を果たした『永遠の0』
「史実とは違う」「不自然だ」「戦時中、あんな生き方ができる筈はない」「戦争を美化している」等々
ネット上でも物議を醸した問題作といえば問題作。
色んな意見があっていいと思いますし、そのどれをも否定するつもりはありませんが
個人的には映画が史実をトレースしている必要は無いと思っています。
これが史実に基づいたノンフィクションやドキュメンタリーだったりしたら
それこそ目を背けて二度と観ようなどと思わないようなテーマを
何度も観たくなり、かつ誰かに奨めてみたくなるような「映画(作品)」に仕立てたのですから
その点についてはもっと評価されてもよいでしょう。
私なんかは「愛の本質を考えさせる映画」の舞台が、たまたま戦時中だったのだと割り切って楽しむこととしましたから。
ただ、そんなことよりも
ひとりの強い思いが直接的、または間接的に関わった人たちに伝播してゆく様を、若い社員たちに感じてもらいたい。
そんな思いから、社内上映会を取り入れることにしたんですね。
この映画をきっかけに、会社として社員に観てもらいたい数作品を上映するようにしていました。
それをピックアップするのは(自分でも観なきゃならないので)大変なんですが
若いコたちのアンテナが研ぎ澄まされることを望む私にとって、それは楽しい作業でもありましたね。