無苦庵記【気づきブログ】

バブル期の自動車&甘味に目がない経営コンサルタントの拙いブログです。

ギネスな話・其の10

かつて執務室に置いていたこの椅子。

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スペインでハンドメイドの家具を造ってるHRUTADOってメーカーさんの椅子なんですが
ほんと、建て付けがガッチリしています。

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普通だと、木に見える部品の殆どが
圧縮材やプラスチック成型の母材に、高そうに見える化粧板をプリントしていますし
本革だ、なんて言ってながら身体に触れない部分は本革みたいに見えるビニールを使っていたりもする。


皆さん大好きなクルマの本革シートだって、サイド(かまち)部分や背面やドアの内張りの革に見えるところは革に似せたビニールですから。
嘘だと思われるなら表面に爪立ててみてください。

 

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ゆっくりじんわりと痕が元の状態に戻れば本革
潮引くようにサッと復元したらビニールです。
総革張りなんて、ロールスやフェラーリみたいな超高級車と
普通の高級車のハイエンドモデルぐらいなんですよね。


閑話休題


で、この椅子。
木に見えるところは、ちゃんと無垢材使ってますし
革に見えるところは、ちゃんと革を張り込んでいます。

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加えて金属に見えるモノは金属、樹脂に見えるモノは樹脂。
つまり騙しナシ、誤魔化しナシの素晴らしい「逸品」という表現になりますか。
実際に重いです。
重厚ってやつ。


けれど、機能性や快適性は羽のようなアーロンチェアの足元にも及びません。
座って30秒も経てば、ちゃんと腰が痛くなるようにできてます。

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だから、こういったモノは
「使わずに眺めとくだけ」でいた方が幸せになれるんですよね。

 

椅子でも机でも服でも靴でも鞄でも腕時計でも、素材と値段と造り込みだけで惚れ込むと

とんでもない駄作を摑まされることが多かったりします。

注目すべきは、大切なのは、使い心地と耐久性なのだということを

この椅子があらためて教えてくれたような気がします。

そういう意味でのギネス。