これも自分が死ぬと分かったら、それまでに必ず食べておきたい料理ベストテンにランクインしています。
幻のお粥「コンジー」
なにが幻かって?
本場の風味を忠実に再現しているコンジーを提供してくれるお店は、国内では恐らく5軒あるかないかだと思います。
私の場合、コースの〆にオーダーするのが常(でもアジアンリゾートでは朝食の定番)なんですが
風邪気味で喉がイガイガする時
ムシャクシャした時
気落ちした時
わざわざ一杯のコンジーだけを食べたくて、ふらりと立ち寄ることもあるんですね。
そんな我儘なリクエストであるにも関わらず
いつも快く迎えてくれるスタッフの方々の笑顔を、私は忘れたことがありません。
今、こうして綴りながら想うことは
いつも私を救ってくれるのは、このソウルフードそのものではなく
「人」なんだ、ということでしょうか。