こんな私でも、大学の教壇に立たせてもらうことがあります。
あるパーティーで隣り合わせた御仁が、とある大学の教授をされていて
あれこれ会話しているうちに「それ、うちの生徒たちにも聞かせてやってください」
と持ちかけられたのが契機でした。
それから幾度かに渡り、学生さんたちに講話をさせていただいております。
講義には時折、他の大学の教授さんも見学に来られたりして(ほんと)有り難いことに新たなオファーを賜ったりもするのですが
軽はずみに受けたりして迷惑をお掛けせぬよう、期待しておられることとスケジュールを鑑みて慎重に判断させていただいております。
ま、それはさておき
初めて依頼をされた時、教授とこんなやり取りがありました。
「そもそも教授、私みたいな無学な人間に依頼する案件ではないですよね?」
「世間では一般的に無学と言うと、勉強してこなかった人と思われがちですが
禅の言葉では、もはや学ぶことが無いくらい勉強してきた人のことを指すんですよ」
そう教えられた私は「し、知らなんだ」と、ただただ赤面するだけでした。
そういえば高校生の頃、ある先生がこんなこと言ってくれたな。
「お前な、学生の意味って何やと思う?学生っちゅうのはな『生きることを学ぶ』って意味なんや」
いやぁ、もう刺さりまくりましたね。
以降「人間は死ぬまで学生、目指すは無学」なんて講演したりして、いつもポカーンとされています。
ちなみにこちらは学生さんから賜ったおみや。
美味しくいただきました。