どうも「在るべきはずのモノが、在るべきはずの場所に無い」というのが我慢できない性格らしく。
ある日、ボンネットを開けてみると
エンジンのカバーから三ツ矢サイダーのマークみたいなエンブレムがキレイに無くなっておりました。
外れたのか盗まれたのか知る由もありませんが、無いものは無い。
そりゃあ、こんなもん在ろうと無かろうとクルマの性能には全く影響はありません。
普段ボンネットは閉じてるのだから気にしなければそれで済む話…なのですが
ある日、気がついたら玄関から表札が無くなってたらどう思います?
住み心地に関係なくても、なんだか気持ち悪くないですか?
そういうワケで
いつもお世話になっているメルセデス正規ディーラーの担当さんに、調達の手配をお願いしたところ
驚いたことに表札だけの手配は無理、カバーごとじゃないと部品が出ないのですと。
エンブレムをカバーに嵌め込んだ裏から、熱で溶かしてくっつけてるという念の入れよう。
うーむ、そんなところまでメルセデス・クオリティ(じゃあ何故外れた)と感心。
表札は門ごとじゃないと販売できないということなんですね。
これはまともにオーダーするとえらく高そうだし、オークションを見てみることにしようそうしよう。
『ん〜と、メルセデスのエンジンカバー…エンジンカバー…っと。お、出てる出てる♩』
出てる…んだけど、そもそも極端に流通量の少ない12気筒用なんてあるわけがない。
仕方がないので発注することにいたしました。
ええ、はい、もちろん門ごと。
で、本国から届くのを待つこと2ヶ月。
パコッと外し、パチンッと嵌め込んで作業はあっけなく終了。
表札がついて洗車もしていただいて、あんまり乗ってもらえずに埃かぶってスネてたこのコも喜んでるご様子。
あー、これでスッキリした。
あ、価格は聞かないでください。
コラコラ、誰ですか「カバー10個なら軽自動車が買えちゃうね」なんて言ってる口の悪い人は。
というわけで、スッキリはしたのだけれど
ちょっとしょぼーん、の巻。