今回は自身、これで3脚目となるアーロンチェアのお話。
少し特殊な仕様なので、今回は半年近く待たされました。
過去の2脚は『褒美』として社員に贈呈し、以前から興味のあったイスに1年半ほど浮気していたのですが
激しく後悔した後、やはりアーロンに還ってきてしまったというお粗末な展開。
イスとしては必死で人間に合わせようと作られているんだろうけど
どっこい人間はイスに合わせて作られてなんかいません。
そんな悲しい現実と真正面から真摯に向き合い
唯一、戦いに勝利したと言えるのがコイツなんですよね。
究極のスカイフック構造が織りなすハンモックのような快適性。
これに無敵の通気性が加わるのですから、まさに夢の掛け心地。
サイズ、面圧、トルソ角、延性、靭性の全方位死角なし。
アメリカ製だから人間工学的にUS90(米国成人男性の90%に対応)規格なんだろうけど、胴長短足という典型的日本人体型の小生にも吸いつくようにフィットするのには毎度のコトながら驚かされます。
さすがは多人種国家アメリカ。
ニューヨーク近代美術館をして、永久展示せしめたその叡智は
如何に鈍感な御仁でも、ひとたび座ればたちまち理解できるはずです。
ちょい値段は張りますが、いえいえ座れば安いと感じる筈。
こういったモノこそを、人類の至宝と呼びたいものですね。