無苦庵記【気づきブログ】

バブル期の自動車&甘味に目がない経営コンサルタントの拙いブログです。

母が生前、よく私にこんな話をしてくれました。

 

『あんたを身籠った時、龍がお腹の中に入ってくる夢を見たんや』と。

 

その夢から目覚めると
頑丈な鎖で繋がれた額縁が、僕を身籠った母の身体から1m以上も離れた所に落ちていたらしいのです。


本来なら、額縁の真下で寝ていた母の腹に直撃していた筈だというのに
何者かが僕を誕生させまいとしたのを『龍が護ってくれはったんや』と母は言っていました。


ともあれ、僕は無事に生まれスクスクと育ったわけで。

 

そして、これは今でもハッキリと憶えているのですが

ある日、母方の親戚が我家に集結していて
まだロクに言葉を話せなかった私は、どうにかコミュニケーションを取ろうと
親戚がお土産に買ってきてくれた色鉛筆だったかクレヨンだかを持ち
生まれて初めて「絵」というものを描きました。


それは私が、見たことななどあろう筈もない龍の姿だったのですね。


頭の中に浮かんだものを『そのまま描写した』と言ったらイメージしていただけるでしょうか。
親戚たちの驚く様を見て面白がっていたのを記憶しています。

 

特別に秀でた才覚や能力を持っているわけでもない私が、何かにすがりつきたくなった時に巡る寺院で
龍の絵を見る度、思い出すのはこの出来事なんですね。

 

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