初対面の金融機関の方に、必ず投げかける質問があります。
それは
「業績や代表者の人間性以外で融資する・しないを決めるポイントを強いて挙げるとしたら、それは何ですか?」
です。
一番多かった回答が「置き傘の数」でした。
その日の天候でさえ、先読みできない社員が多い会社に融資をすることは
とてもリスキーな事だと彼らは考えているのですね。
画像はオフィスの傘立てです。
こんな風になってる会社さん、多いのではないでしょうか?
金融機関だけでなく、誰にだって良い印象は与えませんよね。
もちろん、置き傘で融資が左右されるほどプライオリティは高くは無いでしょうが
一事が万事、備えあれば憂いなし、の意図を、表現と言葉を換えて伝えてくれているのだと思います。
また、そもそも置き傘なんて雑菌の宝庫、衛生的にもよろしくないです。
インフルエンザの予防接種を、社員に受けさせる前に
やることがあるだろう、と。
大切なのは秩序化とルール化。
『何故、そうあらねばならないのか』を社員の方々に唱え、理解を得た上で
雨期を除いた毎月、置き傘を強制廃棄する日を決めてしまえば
雨の翌日でも随分とマシになるもんです。
誰しもが弱い方へ流されますよね。
つい、みんなも置き傘してるから…と考えてしまうものです。
だからこそ会社は『鉄の意志』を携え、唱え続けることが重要なんだと思います。
かつて「赤信号、みんなで渡れば怖くない」なんて言葉が流行りましたが
赤信号はみんなで渡った方が、よっぽど怖い。
どうしても渡りたい、というのなら
ひとりで渡ってもらいたいものですね。