私がワークアウトというものを始めてから20年が経ちました。
けれど、その20年の間に45ヶ月の空白期間があります。
それは8年半ほど前のこと。
ジムで3時間〜5時間のトレーニングメニューを週5日ペースでこなす日々を10年以上送っていたある日、筋トレ中にパァン‼︎という爆竹のような音がジムに響き渡ったのです。
どうした?何があった?事故か?まさかテロじゃないよな?
辺りをキョロキョロ見渡すと、周りの人の視線が僕の左腕に向いていることに気がつきました。
恐る恐る目をやると…我が左腕が内出血で紫色に腫れあがっています。
左上腕二頭筋腱断裂。
その当時の私は、会社を設立して約1年が経っていて
さらにご縁あって、ある赤字会社(広告代理店)の立て直しを兼務し始めたばかりの頃だったこともあり
『これは経営に専念せよ』という神様のお告げなんだと受け止めました。
半年以内なら手術で繋げることも可能らしいのですが
神様のお告げに背くわけには参りません。
手術は潔く諦めることにして経営に没頭し、皆を幸せにすることを胸に誓ったのです。
その後、赤字だった会社は社員全員の奮起によってV字回復を果たし
1億あった累損からも脱して、業績も社員も2倍以上という黄金期を迎えました。
しかし、ふと気がつけば自分自身のカラダはぷにょぷにょのぼわんぼわん。
僅か3年半の歳月は自称アスリートを、早歩きしただけでも息切れするようなおじさんに変貌させたのです。
そんなこんなで、トレーニングの再開を決意します。
もちろん、腕の腱は(今も)切れたままで
以前のような重量を操れないですし、長い時間も取れないことはわかっていました。
辛うじて繋がっているもう1本の腱まで断裂する不安も無い訳ではありませんが、どうせ人間いつかは骨と灰になるのです。
ならば、何かを目指している状態で灰になってやろう。
かつては己の為にカラダを鍛えていましたが、これからは経営の為に鍛える。
そのことに気付かせる為の腱断裂。
きっとそれが、神様が僕に告げたかった真意に他ならない。
そう信じることにしました。
あれから4年、ジム通いを継続してるわけですが
ワークアウトという行為には経営、延いては人生観にも通じる点が多く
ここではその気づきを綴って、少しでも読者である皆さまのお役に立つ内容にしていければと考えております。
ちなみに
こちらは新調したパワーグリップ。
筋トレしてるけど効果がイマイチな人や
これから筋トレを始めようとしておられる人
これが無いと話にならないですよ。
買いましょう。